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芭蕉 [俳句]

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ためいき文学ともいわれる俳句は、しみじみ感覚とはかなり近い。
第二文学とか「もうろく文学」とか悪口を言われるが、世界に誇れる短詩であることには疑いはない。

俳句といえば素人にはやはり芭蕉の「古池やかはず飛び込む水の音」である。
この句はいろいろな意味で「革新的」だそうだが、誰にでも分かる句だ。
口にしてしみじみする人は多いのではないか。

革新的と大衆的とは近いのだろう。オバマのchangeのように。

それではこの句はどうだ。
みそか(三十日)月なし千とせ(千歳)の杉を抱くあらし

芭蕉が伊勢まいりのときに詠んだ句とのことだが、なかなか理解しにくい。
それでも何やら凄い句のような気もする。中七の破調のせいもあろうか。

舌頭千転とか多作多捨とかいうが、残っている芭蕉の句は少なく、しかも推敲に
推敲を重ねた感じが拭い切れぬ。相当のしたたかな人物、血液型は「AB型」とみた。

それでいて、俳諧(連句)では、恋の句なら「自分の右に出る者はいない」と言ったとか。
何かで読んだが、これはこれで楽しい話だ。
ともかくしみじみ派には興味の尽きない人物である。







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