IT格差 [PC]
昔平成7,8年ごろ、自分が勤めていた会社でも仕事にパソコンが使われ始めた。業種間、会社間でもその導入時期や導入スピードは当然異なる。同じ会社のなかでもすぐ飛びつくタイプとそうでない人、すぐ、マシーンマニアまでいくひと、いろんなソフトを漁り始める者、これまた多様であった。
同じ若い人でも関心度は大きな差がある。まして頭の固くなっている部長クラス以上は、静かに見ている方が多く、使ってみようとするものは少数派だったように思う。
ユビキタスとか言ってこれだけITが職場に普及した今日では、どうなのだろうか。なじめなくて取り残されているビジネスマンはいないのだろうかと心配になる。
グローバル化が進み、規制緩和などいくつかの箍の外れた結果として発生している最近のあらゆる場での格差は大きくなるばかりで、こんなIT格差などより論ずべき格差はほかににも山ほどある。それも深刻なものばかりだ。
しかし、長い目でみればこのIT格差はボディブローのようにビジネスに、経済にひいては社会全体にに影響していくような気がする。
ITといっても所詮いまのところはツールに過ぎないのだが、これは今後どう進化するのか全く分からぬしろものである。どんな展開になるにせよ、最終的には、個人のIT能力にかかることになろう。格差を広げず均質な社会全体のIT能力の向上が必須要件であり、小さいときからのITリテラシー教育がますます重要な時代に入りつつあるように思える。
老人のIT格差は、ご愛嬌以外の何物でもなく、もはやどうでもよいことではあるが。
タグ:情報リテラシー
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