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これからの、いまの、これまでのしみじみ [随想]

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過去は「しみじみ」によく合う。過去のことを思いだしてしみじみするということは多い。とくに年寄りは過去が長いからなおさらだ。だが、あのときは、しみじみした気持ちになったなぁ、と思いだすかというとそれは少ない。何かを思い出して、いましみじみすると言った方があたっているかも知れない。

 未来のことを思ってしみじみするというのはあまりない。しみじみとするようなことは未来にはないというより、先のことでは、そういう思いができないというのがほんとのところか。

 いま、おきていることでしみじみとするのが一番だが、なかなかそれがない。しみじみとする状況ではない。まずは、今年の暑さ、しょっちゅう起きる体調の異変。加齢に伴うものが多いのだが。
 毎日聞かされるひどい内外のニュース。なかでもあきれるばかりの高齢者の蒸発、行方不明。腹の立つ年金問題。国民生活無視の政治のドタバタ。頻発する人災や異常な自然災害。

  しかし、考えてみれば、こんなことはいつでも起きていること。中身は少しは違うが、相変わらずだともいえる。
 こういう状況に振り回されていたら、いつになってもしみじみなどしておられぬ。
 ということは、気持ちの持ちよう、考え方次第ということか。
 大病もせず、戦争もなく毎日平凡な幸せの中で生かしてもらっている。これでしみじみできなければ、いつそれをするというのか。

 我が家の猫は、写真のとおり暑さにばてて、熱中症寸前であるけれど、そのとおり実践しているように見える。これに学ばねばなるまいとしみじみ思う。
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