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五,七調のリズム [詩歌]

 我々は、俳句や短歌,連句に代表される五,七調が大好きだ。唱歌や演歌の歌詞、街にあふれる標語など、五,七のリズムは日本人の体の中に埋め込められている。大げさに言えば、血となり、肉となっているとも言えるだろう。
 その理由はなぜか。よく分らぬ。古い俚謡や和歌より前の祝詞にまで遡るのだろうか?お経やその声明にも関係があるのだろうか?
 何かで読んだような気がするが、日本が輸入した中国文化のうち詩経などの漢詩、とりわけ七言律詩(絶句),五言律詩(絶句)が大きな影響を与えたという。確かに漢詩が日本の詩歌に及ぼした影響は計り知れないが、漢詩には四言、六言詩もある。直接的な影響、あるいはそれだけの理由ではないだろう。
 要因は多分複合的なものに違いない。

 これも良く言われることだが、日本人は多くの人種のミトコンドリアを持っている。それだけ多くの民族の血が流れているとも言えるだろう。それなのにみんなが皆、五、七調が好きだというのは、いったい何故なのだろう。

 外国人には、詩歌などでこのようなとくべつに好きなリズムや音韻のようなものがあるのだろうか。音楽には民族の好きなリズムというものがあるようだが。
文化というものは不思議なものであるとしみじみ思う。
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