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仙人としみじみ生活 [随想]

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 仙人は山の人、俗人は谷の人と誰かが書いていた。昔仙人は、谷の村に住むのが嫌になり山に登ったのだろうか。それとも昔、神は山や森に住んでいたというから、神になろうと山に登ったのだろうか。

 それでは、われらが官房長官はどちらなの?とふざけたい訳ではない。

 仙人の生活はしみじみ生活に憧れる者としては、当然気になる存在なのである。

 仙人は中国の道教において、主に高い山の上や仙島、天上など仙郷にて暮らし、仙術をあやつり、不老不死を得た人を指すという。何もしないことがベストという「道(タオ)」を中心におく中国の老荘思想である。

 仙人はしみじみ生活と近いような気もするが、全然違うような気もする。仙人の生活というものが分からないから比べることも出来ぬ。
 この仙人たちは、霞を食って生きていたというが、仙人たらんと修業に励むにしてもどう生計をたてて、どういう日常生活をおくっていたのだろうか。
 古くは、飛鳥時代、仙人に近そうな修験者役小角。呪術も会得していたというがもはや伝説の世界にいて漠としてその生活ぶりなど知りようもない。
 仙人とは異なるが、雲水と呼ばれた出家僧。例えば、空になる心を求めたという西行法師(1118~1190)。 この人などは例外的に裕福な身分でもあったというが、一般的に雲水は、お布施だけで修業生活ができたのだろうか。
 世の中にまじらぬとにはあらねどもひとり遊びぞ我はまされり
と詠んだ良寛(1758~1831)。なにやら仙人に近いように思えるが、どういう生活をしていたのだろうか。
しみじみ生活をしていたのかも知れない。少し、勉強をしてみる必要がありそうだ。

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