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うつくしいくらしかた [雑感]

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「電通と平凡社は、去る年11月うつくしいくらしかた研究所を発足古くから日本の暮らしの中で実践されてきたことや考え方に注目し、うつくしいくらしかたを提案するコンテンツの開発から、事業コンサルティングまでを手掛けることとなり、第一弾として電子端末むけくらしのこよみを開発しサービスを開始した」というニュースを知り、さっそく「くらしのこよみ」をダウンロードした。

うつくしくらしはしみじみ生活と近いのではないかという直感が働いたのである。
なるほど暦の七十二候に沿って季節のうつりかわりと旬のさかな、やさい、季節のたのしみなど平凡社の百科事典や図鑑、別冊太陽、歳時記などからたのしい写真と絵で楽しめる。
ほぼ5日ごとの更新というのも、毎号俳句一句が紹介されているのもお洒落だ。
この「うつくしい」の意味・思いはきっと提供する側も受ける側もそれぞれ違うだろうし、それで良いのかも知れない。

美といえば、誰でも「真、善、美」をすぐ想起する。辞書を引いたら「認識上の真と、倫理上の善と、審美上の美。人間の理想としての普遍妥当な価値をいう」と何やら難しい。
英語では、truth,goodness, beautyであるが、日本人の場合真はまこと、善はよきことすべてと三つとも美意識につながり「真善美」は、一言で「うつくしいこと」と言っても違和感がない。
 「うつくしいくらしかた」の「うつくしい」は、真、善を含めたものを指しているように思える。
 「うつくしいくらしかた」を「美しい暮らし方」と漢字でなくひらがなで表記し、コンテンツも旬のさかな、季節のやさい、たのしみなどやさしい表現がそのことを示しているような気がする。

 さて、「しみじみe生活」は思うにこの「うつくしいくらし」はそのものではないけれど、共通するところはあろう。つまりベン図でいえば二つの円が輪違いの如く重なる部分はありそうだ。

 「しみじみ生活」は「うつくしいくらし」ほど中身をもっている訳ではない。
 生活のスタイルは人それぞれで良い。ふだんの生活のなかで、ああ心に深く沁みるなあという思いがあればそ れでよいとする。それは、ほかのひとに提案するようなものではないに違いない。人の持つ感性はそれぞれ異なるから、Aさんは心にしみてもBさんはそうは感じないということは多い。

 しかし、この容易ならざる時代に「うつくしいくらしかた」を研究所までつくって、活動する志と意気は頼もしく嬉しい。今後の活躍が楽しみである。


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チョコレート

いつもブログを見るのを楽しみにしています☆これからも楽しく読ませて頂きますね(*^_^*)
by チョコレート (2011-01-30 12:46) 

wakizaka

ありがとうございます。うれしいです。自己満足型のつたないブログですが、よろしくお願いいたします。
by wakizaka (2011-01-31 12:55) 

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