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代々木公園の鴉 [絵]

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10月5日、金曜日、代々木公園へカルチャーの写生会に出かけて、噴水のある池のそばで水彩画を2枚描いた。快晴で気持ちが良い日だった。風景はG5というF2大の横長ミューズケナフとF4のアルシュ。いずれも未完。

疲れて池に突き出たウオーキングボードというのか、板のデッキで休んでいると鴉が数羽やって来た。この公園も鴉が多い。ぼんやり見ていると側に乳母車に赤ン坊を乗せた若いお母さんがくつろいでいて、そこへ鴉が近づこうとしている気配。鴉はそばで見ると吃驚するほど大きくて怖いくらいだ。危険な感じがしたので、写真を撮ろうとすれば逃げるだろうと2、3度シャッターを押すが動じない。「しっしっ」というとやっとぴょんぴょんはね歩いてから、ばさばさと大きな羽根音を残し飛び去った。お母さんの方は、あまり怖がってもいなかった。
鴉の濡れ羽色というくらいだから青味がかった黒い羽根毛はなるほど美しいが、ハシブトカラスというだけあって太い嘴はいかにも獰猛な感じがする。しかも眼も黒くてどこにあるかも分からず、表情も読めぬ(?)だけに人には不気味な感じを与える。
実際には利口だというから(2012.8.21「からす」http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2012-08-18参照)、意外と愛嬌もあるのかもしれないのだが。

帰ってから、写真を見ながら初めて烏の絵を描いた。
蕪村の「鳶鴉図」(2012.5.7「蕪村老は天才大雅を追い越したか」http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2012-05-09参照)を思い出す。とてもそれに及ぶべくもなく難しいことだけが良く分かった。

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