SSブログ

神経ブロック体験記 [健康]

image-20121124130829.png

ブログというものは、たった一人でも良いから、誰かの役に立つことがあらまほしきことには違いないが、およそ自分のブログはこのことから、かけ離れている。全くの一人遊びだ。

今回のこのテーマ。一つくらいはと慢性の肋間神経痛で悩む方の参考になればと思うが、痛みも人さまざまだから、きっと参考にはなるまいと、書く前から自信は無い。
ブロック注射というのも痛みの部位によって様々だそうだ。家人の話だと、腰痛でやった人もいて、聞いてみると結構多いらしく珍しくもないらしい。

3年前、肋間神経痛が辛くてペインクリニックに行った。(2012.1.19「痛みのこと」http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2012-01-19
この程度なら薬治療法でいいでしょうという麻酔科医の言に従うことにした。
その際、神経ブロック注射の説明も受けたのだが、これはパスした。これをやるときは、万一だが、気胸を傷つけるなどもあり得るので事前承諾書に印がいります、という説明に怖れをなしたことも、見送った理由のひとつであった。肝小さく、気が弱い。

処方は、神経痛は脳と関係があるからと、抗鬱剤など神経症の薬と痛み止めの併せ飲みがよいという。ロキソニンなど身体の傷の痛み止めではダメ、とのこと。
最初はトリプタノールとモービック、追加してガパペンとカロナール。いずれも前者が神経症の薬で後者が鎮痛剤だ。
かれこれ年2ほど続けたが余り思わしくはない。この間、温めると良いというのでホッカイロ、経皮消炎剤ヤクバンテープなどを貼付したりするが、気休めの域を出ずさしたる効果はない。主治医は何とか凌ぐしかないという。文字通り「凌いでいる」だけである。
座っているだけなら痛まず、眠っているときもそれほど痛むことはない。不思議と車の運転は痛まぬ。長くパソコンをやったり、好きな絵では、描き終わる頃になると痛む。絵に没頭している間は痛みを忘れるのか。
とくに歩行時が痛む。いきおい散歩や運動がいやになり、外出も減る。
ある時、主治医がリリカカプセルを紹介してくれたので麻酔科医にも相談のうえ、試みたが効かずに1ヶ月足らずで止めた。また、これまでの抗鬱剤と鎮痛剤のコンビに戻す。
その後新薬トラムセットが出た、とペインクリニックの麻酔科医が奨めてくれたので、23年9月からこれにすると、少し楽なような気がして、これを続けている。始めてから1年余になる。
トラムセットという商品名は、鎮痛剤と麻薬とのセットという意味だそう。最初は1錠から始めたが、なるほど麻薬が麻痺させるのか、少しだが具合が良い。副作用も小さいというので、4錠まで増やす。つまり6時間間隔である。しかし薬が切れると痛む。根本治療でなく鎮痛剤だからこれはいたしかたない。新薬というのは、2週間しか処方されない。これはこれで結構大変である。

痛みを覚えてから、この間3年が経過した。いつも診てもらっている血液内科の先生に「痛みを凌ぐも、生活の質も落ちてきました」とぼやくと、自分の患者でブロックをやったら改善した人がいる、貴方のも効くような気がすると、万一のリスクは確かにあるがごく発生度は低いのだから、うちの麻酔科医を紹介するので相談してみたらと、その場で電話をしてくれた。
偶然その麻酔科医は、自分が通っている別の病院のペインクリニックの麻酔科医と知り合いだったこともあり、両方から診て貰えると思い、翌日決行することにした。
ブロック麻酔科医は、あなたの場合話を聞いてみると、激痛で歩けない、眠れないような人が治療の「目標とする状態」に達している状態のようだ。
従ってブロック注射が劇的に効くようなことはないだろうという。何度かやれば、少し良くなることがあるかもしれない。やって見る価値はあるだろうとのこと。
神経痛は何らかの原因で、電線でいえば、回りの被膜が傷み線が露出して痛むのだが、身体はそれを時間をかけて再生して治そうとしている。3、4年かかる人もざらにいるとも仰言る。いずれもわが感触と合う感じがする。
駄目でもともと、とやってみる決心がついた。

中央手術室の入口の近くにある簡易ベッドでアナペイン(麻酔薬)とデカベロン(ステロイド、消炎薬)を注射。トリガーポイントというとか。ちくりと少し痛い。麻酔は5、6時間、消炎剤は5、6日効いている筈という

肋間神経は肋骨ごとに一本あるので、今日は2本打ち1週間様子を見るとのこと。
当座楽な気がしたが、夜中布団の中で副作用らしきもの来る。強いいらいら感と不安感と咳、3時間程続く。ネットでステロイドの副作用を見ると似たものがある。
翌朝麻酔科医に電話で聞くと、ステロイドと言っても微量なのでそんな副作用など出るはずはない、とのこと。

トラムセットは一日1錠に減らす。ゼロにすると禁断症状?が出かけないのだ、とペインクリニックの麻酔科医が仰言る。疲れたような気がして、翌日のカルチャー教室は休む。

2週目は3本に増やすが、副作用は3分の一の感じになった。結局ステロイドのせいではなく、どこか神経が過敏に反応したのではないかとの診たて。
翌日カルチャー教室出席。2時間ほど絵を描いて帰る。あまり効いた気はしない。

3週目も3本。打った直後は一番楽な感じがしたので、帰りにひとつ用事をこなす。しかし、だいぶ歩いたので痛む。夜は副作用なし。いらいら症候群なく眠れた。
翌日カルチャー教室写生会で井の頭公園へスケッチ。描き終わると痛み、トラムセットを追加してのむ。
活動的になっているし、4錠のんでいたトラムセットを一日1錠にしているのだから、ブロックが効いていると思うと家人。自分も少しそういう気がしてきた。

4週目どうするか。3、4日ずらして予約したら、風邪を惹いて延期とした。麻酔科医は風邪を治してから、と仰言る。
とまれ風邪で一時休戦。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。