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ルノアールの水彩画とパステル画1/2 [絵]

ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir 1841-1919 78歳没)は、フランスの印象派の画家。誰でも知っている巨匠だから、多くの説明は不要であろう。
後期から作風に変化が現れたので、ポスト印象派の画家という人もいる。 風景画、花などの静物画もあるが、代表作の多くは人物画であるのが特徴。

好きな人には悪いが、巨匠の中ではどちらかといえば、自分には苦手である。理由はさだかではない。
これまであまり熱心に見たことはなかったが、ブリヂストン美術館で一枚のパステル画を見てから少し気が変わり、今回水彩画、油彩画を含めてネット画集をじっくり見ることにした。

そんなことで、先日損保ジャパン日本興亜美術館へ「ユトリロとヴァラドン展」を観に行った時には、ルノアール収蔵品が2点(「浴女(1892-3)」「帽子の娘(1910)」いずれも油彩)飾られていたので、しげしげと見つめてきた。

美人に描いて貰いたかったらルノアールに、と言われたと伝わるように肖像画に描かれた婦人像の美しさは群を抜くものがある。というのがネット画集を見ての印象。

ルノアールの素描は、水彩は少なく、パステル画の方が多い。

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「風景」(1675 水彩 グヮッシュ)まだ若い34歳の頃の作品。
「ダンス」(1883 パステル)
「Dance at Bougival (Suzanne Valadon and Paul Lhote ) 」「1883 oil )向きが上掲パステルの「ダンス」と反対だが ブージバルのダンスとして名高い。いわゆるダンス三部作のひとつ。ユトリロの母シュザンヌ・ヴァラドンがモデル。
「Countryside Dance 田舎のダンス」( 1883 水彩 )
「A Dance in the Country 田舎のダンス」(1883 oil )妻となるアリーヌ・シャリゴがモデル。
「Dance in the city都会のダンス 」(1883 oil )というのもある 。こちらは、シュザンヌ・ヴァラドンがモデル。
「ボートのルノアール夫人 」(1884-86 ペン 水彩 )
「海岸風景 」(Date unknown 水彩)
「Landscape at Pont -Aeven 」(1892 水彩 グヮッシュ)

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「ピアノの若い女性」(1892 グヮッシュ)油彩のための下絵か。
「ピアノに寄る娘たち」(1892 油彩)代表作の一つ。後ろの娘の左手が下絵と少し異なる。
「クロード・モネの肖像 」(1875 パステル)
「女性の肖像 」(1877 パステル )青の基調。
「Mille. Jeanne Samary 」( 1878 パステル )団扇を持っている。
「Rear view of a Nude Woman 裸婦の背中」(1879 パステル)
「白い帽子の座る女性 」(1884 パステル)
「Bathers 浴女たち」(1887 パステル)油彩のための下絵。
「The Bathers 浴女たち」(1887 oil )アングル風時代の代表作。

少し絵が多くなるので、2回に分けたい。次回もパステル中心に。


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