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柑橘類の話( 1 ) 「芽出ーズ」はじめての接ぎ木 失敗す [自然]

昨年4月、熊本の友人M君がカボスに柑橘類を接ぎ木をしてみたらと、穂木を送ってくれたのではじめての接ぎ木に挑戦した。穂木はレモン、デコポン、ダイダイ、みかん、ザボン、ライム、パール柑、スイートスプリングの8種、14本。
すべて「メデール」という保護テープが穂木にしっかり巻かれていた。メデールは、ほどかなくても芽がテープを突き破って出てくるという優れもの。

このことはブログに詳しく書いた。

芽出ール? はじめての接ぎ木
http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2015-05-14

懇切丁寧な図解入り手順図と注意事項に加えて台木、穂木の実物見本まで添えられた完璧なキットだったので、はじめての経験だったが、順調にカボスとキンカンに接ぎ木し終えることが出来た。1〜3ヶ月で活着するとのことなのでワクワクしながら待った。

さて、結果は見事に完敗。14本すべての穂木が枯れた。高枝つぎ、腹つぎ、キンカン台木つぎとも全滅。完敗だった。

image-20160213141344.png

原因はもちろん当方の技術の拙劣にあることは確かだが、直接の原因はいまなお特定出来ていない。
一番考えられるのは、やはり台木と穂木の削り方のような気がする。つまり二つの形成層がぴたりとつかなかったからと推定している。
友人は穂木が乾燥気味だったのではと、当方を気づかってくれたが全ての穂木がそうであるはずはないので、多分それが原因ではあるまい。クール便で東京に着いて、すぐ冷蔵庫の野菜室に保管している。見た目も緑色が変わっていなかった。

失敗の本質は、自然の力は強いといういい加減な自分の思い込み、にあったような気がする。
M君は来春もリベンジをと言ってくれるが、失敗の原因が不明なので再び彼の手を煩わせるのは、さすがに考えこまざるをえない。

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