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そうか 水彩が上手くならない理由はこれか [絵]

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退職後趣味で水彩を習い始めてから13年目になるが、いっこうに上手くならない。13年といえば、小6、中3、高3を終え大学1年生。われながらふがいないと思うのだが、その理由については自分なりに心当たりがいやというほどたくさんある。
先生のおっしゃることをよく聞いていない、デッサンから入っていない、晒してナンボというのだが人に見せるのが苦手などなど。
しかし、最近ある水彩画塾の先生がネットで「絵が上手くならない人はー」という記事書いておられるのを読んで、自分でも気がついていた一つではあるが、あ、これだと腑に落ちたことがある。
先生は「一般的な意味で、あるいは、初心者にとって上手とは、形と色が適確に再現出来ることです。再現力が身に付くとは、様々な画材を思い通りにコントロール出来る様になると言う事です。再現力が身に付いて初めて基礎が修了です。」としたうえで、
「難しい・出来ない・無理・駄目・分からない・下手くそ」・・・等々の(中略)否定的な言葉にしがみついている人はなかなか上達しません。自分自身が自分の能力を押さえつけるからです。」とおっしゃる。そして発した言葉がいつの間にか確信に変わるという。「言霊」の力を侮るなかれと。

練習して出来た自分の絵は、画像にして気がついたことをコメントして記録に残しているが、ほとんどはぼやきばかりだ。イマイチ、道はるか、まだまだである、下手、光がない、情け無いなどなど。絵の恥は描き捨て、我が水彩は習作でなく羞作といった自嘲もこの部類に入る。

現役の頃、五十回以上プレイを2年も続いたことさえあるゴルフも、回数が多い割りには全く上手くならなかった。やはり理由はたくさんあるが、一つにはこの否定的な言葉ばかり発していたことにあるのではないか、と今になって訝る。挙げ句の果ては「どこぞに、ゴルフのない国はないかねえ」と愚痴っていた。非常によく似ている。
ゴルフは体調をくずしたときに、不本意ながらやめてしまって早くも8年目になる。
ゴルフも絵も手すさびだから、上手くならなくても下手は下手なりに楽しいから良いようなものだが、もう少し何とかならないものかと思うのである。
絵もこれからは、下手でもなるべく否定的なことばを避けて、前向きに捉えるようにしよう。自画自賛とまでいかなくとも。

上記の先生はさらに良いことを仰っている。
「多少でも上手く行った部分に意識を集めて満足する事、それに馴れて来ると、更なる満足を意識できる様になり、満足が満足を招き寄せる。満足している人の顔は穏やかで幸せそうな表情になる。自己満足だが幸せそうな表情は周囲の人にも及んで和やかな雰囲気を作る。」と。

最近になく納得感があったので、肝に銘じるべくお教えを無断引用させて頂いた。先生ご寛恕願いたい。

絵は最近描いたもの。文章とは関係ない。
「婦人像」ガッシュ F6 ストラスモア
少しは色と形の再現力がついた…かな。
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