ソヨゴ(戦) [自然]
5月末左上のトキワヤマボウシの名前を知らず検索したとき、気付かなかったが右下に小さな花が咲いていた。はてこれは何だろうと調べてみるとどうやらソヨゴ(写真右上)と分かった。
なお、一週間経ちトキワヤマボウシは梢まで咲き上がっていた。確かに花は横向にさいている。(右下)
今回もグーグルアプリと花探しアプリと両方を使った。グーグルフォト検索では、楠など数枚の候補写真が出てきたが最後の方の一枚が一番似ていて、それがソヨゴだった。花探しアプリに写真を投稿すると即座に「ソヨゴかも」と返答があった。よほど詳しいひとが多いのか、こちらが物知らずなのか。
さて、ソヨゴとはどんな花木か。
ソヨゴは雌雄異株、まばらに咲く雌花のようだ。雄花は集まって咲く。花は雌雄とも白と薄い黄緑色(開花は6~7月頃)で、花がとても小さいことからあまり目立たない。秋に赤い実がなる。
ネットを見ると次のことが分かった。
ソヨゴ(戦、冬青、具柄冬青、学名:Ilex pedunculosa )は、モチノキ科モチノキ属の常緑小高木。3〜10m。別名フクラシバ。
風に戦(そよ)いで葉が特徴的な音を立てる様が名前の由来とされ、「戦」と表記される。常緑樹で冬でも葉が青々と茂っていることから「冬青」とも表記される。「冬青」は常緑樹全般にあてはまるため、区別するために「具柄冬青」とも表記される。
成長が遅いからか堅く緻密な材質ゆえにそろばんの珠や櫛の材料に使われる。また手斧など工具の柄に使われることも多かったことから「具柄冬青」と書かれるようになった。(グエトウセイ、グツカトウセイと読むのか?)
フクラシバの別名は葉を加熱すると内部で気化した水蒸気が漏出することができず、葉が音をたてて膨らみ破裂することから「膨らし葉」が語源とされる。
数十万種になるだろう植物名が分かったからといって、どうということもないのかも知れないが、言語(テキスト)からの検索に加えて写真映像から植物は勿論、動物、あらゆるモノ、商品名まで検索出来るのは考えて見ればすごいことではある。しかもスマホさえあれば日常的に使えるのは便利であることは疑いない。AIの技術は日進月歩。さらに強力になると思うと、何やら空恐ろしくなる。
2020-06-09 10:00
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