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斑入りツルニチニチソウ [自然]

 414 撮影


 


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ツルニチニチソウ(蔓日々草、学名:Vinca major)はキョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。南欧原産の外来種。毒性あり。


 


ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。言い方が遠回しなれどこちらが重要でツルニチニチソウの方が珍しくもないのだということだろう。


それにしてもニチニチソウではないがニチニチソウに似たツル性の花とは可哀想な命名ではあると最初思ったが、両方ともキョウチクトウ科で、ニチニチソウもツルは見えないが匍匐性があるという。同類ではあるのだ。


 


しかし、この花地味ながらよく見ると、薄紫の色ばかりで無く、先が角張った独特の形をしていて美しい花である。45cmほどの大きさの花を咲かせる。5枚の花びらに分かれたその形はスクリューを思い起こす様な人の手でつくったかのように見える。


そのせいか人に好かれ良く植栽されるらしく、ハンギングバスケット、垣根、グランドカバーなどで彼方此方で見かける。


 


斑入りの葉のものがあり、自分が撮ったのは斑入りニチニチソウだった。


 


他にヒメツルニチニチソウがあるらしいが見たことはない。 きっと小さいながら綺麗だろうと想像する。


 


ネットによると、ツルニチニチソウの花言葉には、「幼なじみ」「優しい思い」「生涯の友情」「楽しい思い出」など意味だそう。


これらの花言葉は思想家であるジャン・ジャック・ルソーが、自叙伝の中でツルニチニチソウについて語っている下りがあることからきている。その花を見たルソー夫人が過去の恋愛の日々を思い返したので、これらの意味の花言葉が生まれたとのこと。


なお、自分が撮ったこの写真は4月14日の散歩の時だったのでもう1ヶ月以上が過ぎ、今は花がすっかり落ちていてツルだけになっている。花の命は短い。


 


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左上下がツルニチニチソウ、右上ツルギキョウ、右下はニチニチソウ



標準和名という蔓桔梗(ツルギキョウ)とは、山地の谷沿いの林縁や林内にまれに生えるつる性の多年草。環境省レッドリストでは絶滅危惧類(VU)にランクされており、個体数は少なくめったに見ることはできないという。勿論自分も見たことはない。


どうやらその希少性で注目されるといういうことらしい。全国的に探し出されてニュースになり、保護、保存対象になっている様だ。


例えば、「神奈川県では平成6年(1994年)に初めて見いだされ、絶滅危惧ⅠA類。」であるとか、大分県では、英彦山・犬ヶ岳山地」,「大分川・大野川丘陵地」,「豊後水道域」で採集された標本はあるが,その後,持続して生育しているかどうか把握されていない所がある。」などなど。知らなんだ。


 


  ツルギキョウ同じ名前で別種とは


  同じ名の別種の花ありツルギキョウ


  これはツルニチニチソウは別の花


 


ニチニチソウ(日々草、学名Catharanthus roseus)は、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。マダカスカル原産。毒性あり。別名ソノヒグサ、ニチニチカ、長春花。


初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、「日々草」という。我が家では春のパンジー、夏のニチニチソウがプランターの主役だからお馴染み。


なお、ニチニチソウはキク科のヒャクニチソウ(百日草ジニア)とは異なる。花期が長く丈夫で人気があるのはこちらの方か。


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