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ミツカドネギ三角葱(アリウムトリケトラム)  [自然]

 


団地の庭で、似てはいるがハナニラやスノーフレーク、スノードロップとちょっと違うな、という感じの白い花に気づいたので、スマホで撮影してグーグル検索した。(4/19撮影)


 


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ミツカドネギ(三角葱)学名アリウムトリケトラムと出た。


 


ヒガンバナ科 Amaryllidaceae属名:ネギ属(アリウム属) Allium学名:Allium triquetrum
和名:ミツカドネギ(三角葱)英名:Three-cornered leek, Onion weed原産:南西ヨーロッパ、北西アフリカ開花時期:3月~5
高さ:20㎝~60


同じ時期に似た白色の花が咲くスノーフレークや白色のツリガネズイセンは、花被片に緑色の筋がないのでミツカドネギとは区別が出来る。という。しかも確かに触ってみると花茎、葉ともミツカドである。


 


スノーフレークはヒガンバナ科 Amaryllidaceae スノーフレーク属 別名オオマツユキソウ(大待雪草)、スズランズイセン(鈴蘭水仙)である。これもつい最近検索したばかりだ。


 


スノーフレークとスノードロップ


 https://toshiro5.blog.ss-blog.jp/2022-04-16


 


ミツカドネギは、春に白い花を咲かせるネギ属(アリウム属)の球根植物で、花は釣鐘状に数輪咲かせ花弁に濃いグリーンが一筋入るのが特徴で綺麗である。


和名の「ミツカドネギ(三角葱)」や学名の「triquetrum(トリケトラムまたはトリクエトルム、トライクィートラムなど)」の名が示す通り、花茎や葉の断面が三角になっている。(1モノ、2ジ、3トリ、4テトラのトリである)


ミツカドネギ(アリウム・トリケトラム)は花を観賞するだけでなく花・葉・球根を食用にすることができ、ワイルドオニオンの一種としてハーブとしての利用されるらしい。


葉を傷つけるとネギのような香りがあり、ネギよりやや香りが薄いためミツカドネギ(アリウム・トリケトラム)の方が食べやすいという。


上記の通り、葉の形状もミツカドである。ニラに似ており、ニラと同じような利用ができる。また球根もワケギやアサツキあるいは野草のノビルように食べられる。


 


  ハーブ植ゆ都営団地に住む異人


  ミツカドネギ都営団地に異人の子


     ハーブ園ミツカドネギを四つ角に


 


このときネットを見ていて、昔水彩画のお稽古で描いたことのあるイングリッシュブルーベルを見つけた。和名ツリガネスイセン(釣鐘水仙)である。(ややこしいがスノーフレークの別名鈴蘭水仙スズランスイセンではない)


イギリスの王宮植物園、キューガーデン風景写真を題材にした風景画のお稽古だった。絵は上手くいかなかったが、林の木の下を埋め尽くして咲いている青い花の画像写真が強く印象に残っている。


 


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つりがねすいせん(釣鐘水仙)はユリ科      学名:Scilla hispanica 


別名・別読み: シラー・カンパニュラータ、シラー・ヒスパニカ、スパニッシュ・ブルーベルなどのことである。


 


ヒアシンス(Hyacinthus)やシラー(Scilla)に近い仲間でヒアシンソイデス属である。7種があり、以前はシラー属に分類されていた。このうち、ヒアシンソイデス・ヒスパニカ(H. hispanica)とヒアシンソイデス・ノンスクリプタ(H. non-scripta)の2種が主に栽培されている。いずれもいくつかの園芸品種があり、両者の交配によって育成されたものもある。
ヒスパニカ種は「スパニッシュ・ブルーベル」または「シラー・カンパニュラータ」の名前で販売されることも多い。ヒアシンソイデス・ヒスパニカ(H. hispanica)とヒアシンソイデス・ノンスクリプタ(H. non-scripta)の2種が主に栽培されている。いずれもいくつかの園芸品種があり、両者の交配によって育成されたものもある。


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ヒスパニカ種は「スパニッシュ・ブルーベル」または「シラー・カンパニュラータ」の名前で流通することも多く、やや細長い釣り鐘形の花が穂になって10輪くらい咲き、品種によっては20輪くらいつくこともある。ムスカリの花が終わるころ、入れ代わるように咲き始め、群生させると一面に咲いてブルーのカーペットのようになる。


ノンスクリプタ種は「イングリッシュ・ブルーベル」とも呼ばれ、花穂は細身で、花茎の上部が曲がって枝垂れるように咲き、花は片方向に寄っている。


イングリッシュ・ブルーベルの花は筒状で細く、花弁の先がくるりとカールしているのが特徴でスパニッシュブルーベルと区別出来るという。


 


二つとも「シラー・カンパニュラータ」の名前で、色別、または青、ピンク、白の混合の球根が販売されることが多く、スパニュッシュかイングリッシュか品種がはっきりしたものを入手するには、ちゃんとした通信販売などを利用するのが賢明とされる。それだけ似ているということだろう。


 


イングリッシュブルーベルの特徴を記したものを探すと、次のような記事があった。


青い釣り鐘型の可愛らしい花で、イギリスの群生地の森などで見る姿は神秘的な美しさがある。
イギリスではブルーベルの花は春の訪れを知らせる花として古くから親しまれていて、日本の桜のようなものか。


学名は Hyacinthoides non-scripta(ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ)で、似た花でスパニッシュ・ブルーベル(Hyacinthoides hispanica)があるが、近年ではスパニッシュ・ブルーベルとの交雑種などが多くなってきており、純粋のイングリッシュブルーベルは数が少なくなっているとも言われる。
また、「シラー・カンパニュラータ(釣鐘水仙)(Hyacinthoides hispanica)」という名で出回る花もあり、こちらは交雑種のスパニッシュ・ブルーベルと同じものである。


 


なお、余談だがヒヤシンス(風信子、飛信子、学名Hyacinthus orientalis)は、キジカクシ科ツルボ亜科ヒアシンス属の球根多年草。ヒアシンスとも表記する。耐寒性秋植え球根として扱われ、鉢植えや水栽培などで鑑賞される。


これも水彩画のお稽古で、それも始めて間もない頃に描いた覚えがある。


その時風信子と書くことと、この名句を知った。今となれば懐かしい。


 


水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本眸


 


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我が好きな俳句の一つだ。


 


 


 


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