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解体パワーショベル [随想]

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このところ、ご近所は家の解体、新築が立て続けに数カ所あった。子供が独立して巣立ってしまい、老夫婦が住んでいたが、高齢化とともに戸建て管理が大変になったというのが多いようだ。更地にして売却したあとに、数件の新所帯向けの小さな家が建つ。自分たちは、その一角に住む方もおられる。世代の代わりでやむなしといえども、古屋の解体は見ていてものがなしい。壊される途中で二階の押入れなどが見えると、あそこで生活していたのだなと、人のことなれどなにやら妙な気になったりする。

しかし、やがて古い家が、庭木ともども跡形もなく消えると、そこにどんな家があったか思い出せなくなる。

解体に使われるパワーショベルは強力である。昭和に建てられた木造家屋などあっという間に壊される。

パワーショベルが動き出す前に合掌しているように見えた。

秋晴れや 解体ショベル 合掌す
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今年のかぼす [自然]

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昨年のかぼすは、沢山なったが、今年は裏年というのか数が4、50個と少なかった。昨年は300個はなった。そのかわり、今年のはサイズが大きい。沢山なっても摘果すれば大玉になるのだろうか。

全部取り尽くしたと思ったら、黄色く色づくとよく見えるようになり、いくつか残っていた。青いうちは葉の陰にあって見つからず、人の眼というのはあてにならないものと知らされる。

かぼすは大分県の名産だが、大分では熟したものを「黄色いかぼす」と言ってバカにしていた。かぼすも四国のスダチ(酢橘)と同じく、ふぐ刺しなどにかけて、まだ青い未熟の香りを楽しむ。大きくなったものはジューシーだが、夏みかんより酸っぱくてそのままでは食用とならない。

絞って秋刀魚にかけるか、ポン酢などを作るときの酢の代用品にするしかない。

それにしても、我が家のかぼすの木は樹齢が40年以上になると思うと、ただただ、ときの流れを感じるのみだ。


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シャコバサボテン [自然]

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暫くへたっていたが、家人の介護で復活したサボテン。
これはシャコバサボテンかカニバサボテンか?
蝦蛄か蟹か?
葉に突起があること、11月、12月に咲いたことからみてどうやらシャコバサボテンのよう。
別名クリスマスカクタスとか。

昔、大分の佐伯湾で蝦蛄の子を餌に手のひら大の小鯛釣りをしたことを思い出した。シャコの子は全身クリーム色一色だった。が、寿司で食べる成魚?は紫色っぽい。このサボテンの緑色の葉からシャコを連想し難いが、確かに棘は生えている。しかし蟹にも突起はある。はて?

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パソコン不具合始末記 [PC]

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使っている本人もへたっているが、このところPCの具合が悪かった。
起動が遅い。時折フリーズする。なんと、pcがおかしいから早急に手当てしないとウイルスにやられるなどという怪しげな広告がするすると画面下から現れ、いちいちバッテンをクリックして閉じなけれならない。
OSのプログラム更新(アップデート)をしようとすると再起動の際にフリーズして前に進まない。
ゴウを煮やしてメーカーのサポートデスクに電話をすると、どうも初期化が必要らしいから修理に出せと勧める。販売店の5年延長保証があと5日で切れるというタイミングだったので、それを奇貨として修理に出した。
診断は初期化が必要、他にもふたの開閉部分に損傷が見られ、先々悪くなる要因になるおそれありという。初期化は保障対象だが後者は自然故障でないから保障対象外。PCは5年が寿命と聞いていたので修理代を考えると新品を買った方が良さそうと即断して蓋の方はやめた。
自分でも初期化は出来るが、せっかくなので専門家にやってもらい、PCが戻ってきたのがおよそ2週間後。
その間アイパッドとアイフォーンで何の不自由もない。PCはアイチューンズと筆まめ、hpビルダーさえ使わなければ無用の長物だと分かる。
いずれはPCは地上から消える日が来るだろう。
さて、戻ってきてから元の状態に復する作業が大変。
リカバリーメディアを作るのは、容易に出来た。が、ウインドウズ8.0で戻ってきたので、8.1にグレードアップするのに半日以上かかった。更新プログラムというのが厄介なのである。10にするのをやめてよかった。Office,セキュリティなどソフトのインストール、LAN設定、外付HDからのデータコピーなど時間と手間がかかる。
結局11月後半いっぱいこの作業にとられた。
五年前、新pcを買う前も初期化をしたので、要領は分かるのだが年をとったせいかあちこちで壁にぶつかる。幸い今回はアイパッドがあるので検索しながら解決出来たことも多く助かった。
ヘルプデスクは1時間待ちはザラだが、ソフト会社のチャットによる相談は、速くてなかなかよろしい。
ただ、もう初期化復元はしたくない。いつも思うのだが、アプリケーションを含めて簡単にまるごと復元が出来たら助かる。しかしPCそのものが不要になったら意味はないが。
歳をとるに従ってpc生活はしんどくなっていく。我々の世代で言えば80歳を超えるとやめる人が多いのが、現実ではないかという気がする。
もとよりPC生活はPCに時間をとられることが多く、その時間は全く無駄というもの。時間の無い年寄りには勿体なさすぎる。
しみじみとした時間を少しでも長く過ごしたい老人には、余計なものだ。
自分もいつまでこんなことをするのか、出来るのかなどと考える。

e-Tax、インターネットショッピング、インターネットバンキングの便利さなどはアイパッドなどの情報端末があれば事足りる。
今回のpc故障でそのことを痛感した。繰り返しだがスマホの少し大きいやつ、WiFi +セルラー機能の付いたアイパッドプロみたいなもの、が老人向きだと思う。自分にはペンシルで絵を描く楽しみもある。
故障したら修理して貰うか、買い換えるだけというのもスマホ並み。
PC(iTunes)なしのバックアップ、復元はどうするのか気にはなるが、iCloud を使えばやりようはあるだろう。

もうひとつ。1990年代半ば、ウインドウズとマックの選択で前者を選択したが水彩を始めた頃(2004)、画質の良いマックに変えようと考えたことがあった。アイパッドがこんなに使い易いのが分かっていれば、転向した方が良かったのだがもう遅いだろう。
今回のウインドウズの初期化では、MacやiPadを気にしながらの作業だったのでこのことを改めて思い出したのである。後悔先に立たずである。

とまれ、今我がPCは蘇生してサクサクと動いている。まずはめでたいというべきだが、いつまで持つか。PCや先、我や先という状態が続く。

絵は水彩とアプリのStudy。アップルペンシルを使っている。水彩はストラスモアF6。
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アップルペンシル [絵]

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今年の5月、アップルペンシルが6世代アイパッドでも使えるようになったと知って、アイパッドを買い換えた。本来はメモを取るのに便利なものなのだろうが、自分にはもっぱら絵を描くためである。昔ワコムのタブレットIntuosを買って、使いこなせず投げ出したが、性懲りもないとはこのこと。
いくつかのお絵かきアプリを試して半年ばかりになるが、なかなか難しく上達しない。
水彩の鉛筆下がきを取り込んで、どんな背景の色にしようかと試し塗りをするのには役立つ。アプリ絵も水彩と同じで、いじっているうちに汚くなる傾向がある。
水彩画と違って、紙や絵の具もいらず水も用意する必要がないので老人にはありがたいが、なにせ操作が慣れるまで面倒だ。レイヤーや手順も意外と複雑で、絵の仕上がりとそれに要する時間の長短にもろに影響する。
出来上がった自分のアプリ絵は、我ながら迫力には乏しい気がする。
ネットなどでも良い絵と思うのは少ない。しかしながら、中には素晴らしいものもある。素晴らしいアプリ絵を描く方は、水彩や油彩でも良い絵を描かれる。してみるとアプリ絵もひとつの画材なのかとも思う。
今の自分にはとてもCGなどというには、ほど遠いが水彩の独習には役に立つような気がするし、水彩の道具の出し入れが本当に面倒になったときに、水彩に似た感触を愉しめそうな気がしている。
アップルペンシルは、その意味ではありがたくこころ強い味方ではある。

絵はアプリ絵の練習作、「安曇野の柿」。
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