マンデビラ(チリ素馨) [自然]
10月中旬、よそ様の家ではあるが、壁に這い登っているつる植物に鮮やかな紅白とピンクの花が咲いているのを見つけた。散歩中であった。一つの花が三色なのではなく、一つ一つの花がそれぞれ赤、白、ピンク色なのだ。花は大柄で美しい。蔓の先は二階の窓に届こうとしていた。名を知らない。
グーグル写真検索をするとどうやらマンデビラらしい。
以下はネットに教えて貰った。
マンデビラは、キョウチクトウ科チリソケイ属(マンデビラ属)のつる性の小低木で、原産地は中央アメリカ〜アルゼンチン。およそ100種類が分布する。
マンデビラという名は、この花を発見したアルゼンチンの首都ブエノスアイレス駐在イギリス公使のヘンリー・マンデビル氏に由来する。
別名には、「デプラデニア」「ジャイアントデプラ」「チリソケイ(智利素馨)」「チリジャスミン」などがある。「デプラデニア」は、かつてはデプラデニア属に分類されていたため。「チリソケイ」はソケイ(素馨)の花に似ていることから、「チリのソケイ」という意味でつけられたらしい。ソケイはジャスミンの仲間なので、同様の意味で「チリジャスミン」とも呼ばれたのだろう。
園芸愛好家に知られるサンパラソルは、マンデビラの園芸品種で、サントリーが出している商品名。これもマンデビラである。
サンパラソルも、何種類か出ていてサンパラソルは、ツルの伸びが遅く、支柱をしばらくは立てないで楽しめる。コンパクトに仕立てられる。
サンパラソル・ビューティーは、ツルがよく伸び、あんどんやラティスに絡ませて楽しめる。
他に、花の大きいサンパラソル・ジャイアントもある。
花色は、マンデビラもサンパラソルも、赤やピンク、白などなので見分けるとしたら、コンパクトに育っているものがサンパラソルであろう。
改良されていないマンデビラは、ツルがぐるぐる伸びる。
花付きも、改良品種の方が良くなる。
ウキペディアの記述はこうだ。
マンデビラ属とはキョウチクトウ科の属の1つ。 学名はMandevilla。和名はチリソケイ(智利素馨)属であるが、あまり和名は使われない。また、旧属名のディプラデニア (Dipladenia) で呼ばれることもある。
この属はメキシコ〜アルゼンチンを中心に分布しており100種以上ある。つる性で乳状の樹液が出る。一部の種やその交雑種が園芸植物として出回っており、こうしたものの開花期は6〜9月頃である。
ソケイ(素馨、Jasminum grandiflorum)は、モクセイ科ソケイ属(素馨属)の植物の一種。落葉性の灌木である。
名前の由来は、中国、五代十国時代の劉隠、その侍女に素馨という名の少女がいて、死んだ彼女を葬った場所に素馨の花が咲き、いつまでも香りがあったという伝説が由来という説(907〜960年唐と宋の間を五代十国時代という)や花の色が白く(素)、良い香り(馨)がする花という意を語源とする説などがある。
余計なことだが、アルゼンチン原産なのに和名が智利素馨である理由は知らない。同じくマンデビラがジャスミンのような良い香りがしたかどうかも確かめていない。また、散歩中に見たマンデビラがサントリーの改良種サンパラソル.ビューティーかサンパラソル.ジャイアントかも確かめようが無い。
出来た久しぶりの含笑句は、も一つ冴えない。
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秋祭り紅白目立つマンデビラ
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秋澄みて紅白ピンク智利素馨
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