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ジィブロ [PC]

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ブログ(blog)は、狭義にはWorld Wide Web上のウェブページのURLとともに覚え書きや論評などを加えログ(記録)しているウェブサイトの一種。「WebをLogする」という意味でWeblog(ウェブログ)と呼ばれて、それが略されてBlog(ブログ)と呼ばれるようになったという。
ブログは2002年(平成14年)頃から急速に普及し、2006年(平成18年)3月末の時点においては日本国内でのブログ利用者数が2,539万人に達していることが総務省から発表された。また、2005年(平成17年)から翌年にかけての利用者数の増加が特に顕著であり、この間に2倍以上に増加したことによって2,000万人を超えたという調査報道もあるという。

まさにブログは浜の真砂のようにあって、なお日々増殖している感がある。これだけ増えるのには理由があるのだろうが、その理由は一つや二つではなかろう。また、一過性のものか今後も増え続けるのか予想も難しそうだ。

自分がふと思い立って、ブログを始めたのは平成20年7月である。ブログテーマを日記、雑感として「しみじみ e 生活」と題した。しみじみしたいい生活をおくりたいというのが夢なのである。
始めた時の齢(よわい)68歳、ジィブロ(爺blog)である。はたから見れば、いい歳をして、年甲斐も無くというところであろう。ブロガー名Simizimi-ziと自称している。
途中体調を崩し1年4ヶ月休んで再開、実質2年半弱で記事数は24年4月12日現在106になった。
シニアブログなど物好きなと言われそうだが、流石に、その後流行り出したTwitterやFacebookなどには、まだ手を染めていない。

ジィブロがあればバァブロもあって良い道理だが彼女等は、役にも立たぬ無駄なことはまずやらない。時間の浪費と断じているのであろう。ジィブロも多くは無いだろうが、こちらはとんとお目にかからぬ。あるいは自分が知らないだけ、実は沢山あるのかもしれないが。
魅力的な随筆をものす女流エッセイストは多いのに、少ないとすれば不思議だ。以下に説明する「ブログは随筆に似ている」とするわが説が少し怪しくなる。

ブログは何に似ているかと言えば、人によって答えは異なるだろうがやはり随筆、エッセイのような気がする。これは自分でやってみての実感でもある。政治家や人気稼業の芸能人のブログのように自己主張やファンサービスなどちゃんとした目的があるものは別としてだが、カテゴリーが雑感、随想ともなればどうしても随筆風となる。他の人のブログは殆んど見ないが、時々検索などしていて目に入るものを読んでも随筆に近いものが多いような気がする。
また、寺田寅彦や内田百間など好きで良く随筆を読むが、あ、これブログ風だなと思ったりすることも多い。

あるブログを見ていたら、震災後の日本のことをオーストラリア国立大学の某教授が次のように言っていた、と書いていた。
「あの悲劇のあと、日本が“不死鳥”のように甦るのではないか、と言う意見と、これで日本は壊滅的な打撃を受けて立ち直れないのではないか、という2つの意見があった。私は、そのどちらも極端な意見だと思う。
日本という国は、文学のジャンルで日本人がもっとも得意とする「随筆」のような国ではないか。筆の赴くままに、方向感なく・ランダムに、具体性を欠き、何を書きたいかのメッセージがあまり明確でない、―それをよしとする国ではないだろうか--」
某教授が言いたい本論ではなく本論に入る前の導入部の言であるが、後段の「日本という国は--随筆のような国」以下に瞠目した。
日本人は文学でいえば小説、詩などは得意ではない、とした上でもっとも得意なのは随筆であるが、日本はその随筆のような国である。その随筆とは「筆の赴くままに、方向感なく・ランダムに、具体性を欠き、何を書きたいかのメッセージがあまり明確でない」ものだという。
随筆だから「方向感なく・ランダム」なのは止むを得ないが、随筆だとて「具体性を欠き、何を書きたいかのメッセージがあまり明確でない」ものばかりとも言えまい。
方向感があり、具体的かつ明確なメッセージを持つ小説や詩のような国というのは某教授のオーストラリアあるいはアメリカ、フランス、中国のような国を思い浮かべれば良いのだろうかなどと皮肉の一つも言いたくなる。

いずれにしてもあまり良い喩えではないような気がするが、基本的に随筆が小説や詩などより軽くて価値が小さいというのが、先にあるのは如何なものかと思う。
随筆にも人の心をうつものがある。小説や詩が随筆より優れていると決めつけるのは偏見というものであろう。
ブログは色々あってむろんすべて随筆そのものではないが、その随想や雑感が人の心を打つこともあると信じたいものである。文学とは、辞書によれば「思想や感情を言語で表した芸術作品、詩歌、小説、戯曲、随筆、評論など 」とある。
などの中にブログをいれるのは、言語による「芸術作品」とあるからしてやや気も引けるけれども、人の心に響くものという意味では小説も詩も随筆もそしてブログも変わりはないと思いたいものだ。

さて、我がブログは自分で製本してゆっくりと、読み返して見ると確かに「何を書きたいかのメッセージがあまり明確でない」傾向があるのは否めぬようだ。文字通り気儘な雑感、随想だから人の心に響くようなものをなどと、だいそれたことは微塵も考えていないけれど、少なくとも「随筆風」を目指すからには心しなければならないことである。
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