このアジサイの名は何? ⑨ノリウツギ [自然]
ノリウツギ(糊空木、糊樹、学名: Hydrangea paniculata )は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木。別名サビタノリノキ(糊の木)。中国名は水亞木 (別名:圓錐繡球)。樹液を和紙を漉く際の糊に利用したため、この名がついたという。
牧野新日本植物図鑑(1940)によると次のようにサビタの記述があった。
「[日本名]ノリウツギとかノリノキという。幹の内皮で、製紙用ののりをつくるからである。また北海道ではサビタという。それでこの根からつくるパイプを“さびたのパイプ”という。変種に花序が装飾花ばかりからなるものがあり、これをミナヅキといい、庭園に植えられる。」
アジサイの開花は6月だが、ノリウツギはアジサイの花がそろそろ見ごろの終わる7月が花の季節(写真撮影日2023/7/4)。
ノリウツギの園芸品種ミナヅキは「ピラミッドアジサイ」として広く流通している。
カシワバアジサイ・スノークィーンは、一重咲き品種で円錐形の花が上向きを保つので、このミナヅキとよく似ているが別種のようだ。
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