45周年結婚記念日 [雑感]
この秋、45回目の結婚記念日を迎えた。いつも特別のことはしない。せいぜい二人で夕食を外で食べる程度である。
結婚記念日は、一年目が紙婚式、2年目綿、3年目革、以下花、5年目木、鉄、銅または電気器具、10年目錫またはアルミニウム、12年目絹、13年目レース、14年目象牙、15年目水晶、20年磁器、25年銀、30年真珠、35年サンゴ、翡翠婚と続く。
40周年記念はルビー。なかに電気器具婚やレース婚などいまひとつわからないものもある。
14,5年目くらいから宝石になっていく。通常夫から妻へ感謝の贈り物をするのだろうが、先立つものが要る。 それを知っている連れ合いは、いつもいらないと言う。自分は長い時を過ごせたことを心から感謝するのみといつも自分を誤魔化している。毎年そのほろにがさを噛みしめる日でもある。
今回の45年はサファイア婚式という。いつものとおり宝石抜きの「気持ち」だけだ。
50年が金婚式、55年目はエメラルド、60年目がダイヤモンド70年目はプラチナ。75年がダイヤモンドと徐々に硬度と値段が高くなる。70年以降ともなると、必ずしもあてる宝石も諸説ありしっかり固まってはいないようである。
さて、我々の結婚式は、明治記念館であった。サロン・ド・シャポウという制帽学院のN院長ご夫妻にご媒酌の労をとっていただいた。マイ・サラダデイは、思い出すたびに赤面することばかりである。
それにしてもあの時からの45年はなんと長いことか。この間一体何を考え、どうして暮して来たのだろうかと、唖然としながらしみじみと考えているところだ。
タグ:サファイア婚
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