SSブログ

小平遊歩道 [健康]

image-20120522193121.png

5月19日(土)、あまりに気持ち良いさわやな朝だったので、かねて家人お勧めの小平散歩道を歩こうと息子と三人で出かけた。
美味い武蔵野うどんを食べさせる店やレストランも何軒か途中にあるというひとことが、体調不良からくる最近の出不精というか老懶暮らしの背中を押した。我ながらいじましい。
そういえば昔になるが、この遊歩道を家人と歩いて、帰りにコーヒーを飲んだことを思い出した。家人はその後も友人と歩き、その時に食べた武蔵野うどんが美味しかったと言う。

西武新宿線の花小金井駅から小平駅までの2.5kmの散歩道である。ゆっくり歩いて40分程度か。
この遊歩道は、多摩湖から境浄水場(武蔵野市)まで全長20km余りある「多摩湖自転車道」のほんの一部になる。
この道路の下には大正12年につくられた水道施設があり、多摩湖から武蔵境にある境浄水場まで今も水が流れているという。
そのせいか一直線の道、真っ直ぐが特徴の珍しい遊歩道だ。広い道の両側には、木立があって適当な日陰を作ってくれているのがありがたい。自転車も走っているが、歩行者用の道も確保されているので問題はない。

花小金井駅までは電車で自宅から30分ほどである。南口で降り、直ぐそばがもう遊歩道である。
歩き始めるとすぐ「風のシンフォニー」というレストランがあった。いくらなんでもまだ朝食を済ませたばかりなので、ここは次回にしようと即決。

風光る「風のシンフォニー」遊歩道

「たけのこ公園」や「小平ふるさと村」、「旧小川町郵便局」などを見て歩く。
昔々小川さんという開拓者がいて、小平の小は小川氏の小からとったそうだ。
この辺りはまだかなり農地が残っていて、昔はさぞ、ゆったりした畑作農村地帯だったろうという雰囲気がある。
ところどころ農家の産直の売店がいくつか出店している。大きな新キャベツ150円。スーパーでは200円はする。ほかにきゅうり、きぬさや豆を買う。キャベツは重いので息子がぶら下げて歩くことになるが、自分が一番歩くのが遅いため、二人が時々振り返っては待っていてくれる。情けない。

産直の新玉キャベツ150円

半分くらい歩いたところで、お目当てのうどん屋があったが、時計をみるとまだ10時30分、お腹が空かない。ここも次回の楽しみにしてパス。知らなかったが、うどんやブルーベリーがこの辺りの特産物だそう。

武蔵野の武蔵野うどん武蔵振り

以前は無かったが、途中道の両側に彫刻像がかなり建っていた。猪や河馬、人物像などだが、残念ながら小さい。贅沢と言われそうだが、野外彫刻はやはり大きくないと周囲の景色に負けるように感じる。

土曜日なのに、朝のせいか歩いている人、自転車で走る人ともあまり多くはない。
終点の小平駅にそろそろ近いところまでまで来たと家人。「あじさい公園」がある。しかしあじさいの花は、もうしばらく先である。

あじさい公園のそばのレストラン 「カフェ ラグラス 」には11時到着。食事は11時30分からというので、コーヒーとケーキを注文し庭のテーブルで待つことにする。
家人の話では、この店のケーキは本物で一級品という。
庭のテーブルのまわりには、バラなど沢山の花が咲いている。えごの木が、いま白い花をびっしりつけていた。
食事はオーガニックのワンプレートランチ。黒米のご飯、味噌汁、鶏肉の唐揚げのサラダ、かぼちゃのマヨネーズ和え、お新香という献立。ヘルシーが売りである。野外での食事はすこぶる結構。吹く風が爽やかだ。

カフェテラス黒米ごはんえごの花

昨日、今日の午後に次男夫婦が家に遊びに来ると連絡があったので、小平駅でイチゴなど少し買い物をして、1時ごろにはもう帰宅。近いのが何よりの散歩コースである。

帰ってから小平市のHPをみると、「小平遊歩道」なるものは見当たらず、「小平グリーンロード」というのが出てくる。
小平グリーンロードは、玉川上水、野火止用水、さやま・さかい緑道、都立こがねい公園を結ぶ、小平をぐるりと一周する水と緑の散歩道。とある。

どうやら、市は小平グリーンロード全体を売り出したいらしい。我々が歩いた多摩湖自転車道、小平遊歩道は、狭山・境緑道のそのまた一部をなしているだけということが判明した。
つまり小平グリーンロードは、多摩湖自転車道(狭山・境緑道)ほか市内に設けられた玉川上水、野火止用水緑道と小金井公園を合わせたもののようで、説明によれば何やらそれぞれに魅力的ではある。こんど元気な時に残りも歩いて見たい気になった。しかし全長21kmというから健脚むきか。

そうなると、多摩湖自転車道路というのは、小平市だけでなくかなり広域に亘るということになる。
ならば全体の管理、維持は都かと調べてみると、正式名称は、「東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線」。やっぱり。「多摩湖自転車道」は通称であった。
これで小平市のHP に「小平遊歩道」ないしは「小平自転車道」が掲載されていない理由も納得出来る。

多摩湖自転車道は、多摩湖から武蔵境の境浄水場に至る水道管の上を走る自転車歩行者専用道路(狭山・境緑道)と、多摩湖を一周する自転車歩行者専用道路に大別されるという。多摩湖一周も入るとなると、全体の距離は不明だが相当長そうである。
通過する自治体は、西東京市 - 小平市 - 東村山市 - 東大和市 - 武蔵村山市 - 東大和市 - 東村山市の7市である。起点、終点では、武蔵野市、所沢市とも接している。
まさしく広域自転車道であった。

東京に長く住んでいても、近くのことでさえ、かくも知らないことが沢山あるものだと、つくづく感じいったが、ともかく久しぶりに健康的な楽しい小反日であった。付き合(添?)ってくれた家人と息子にひたすら感謝、感謝。

句は後で家でひねったもの。うどんの句は無季。ひゃくごじゅうえんは字余り、にひゃくえんだったら良かったが。冷や汗、駄句、駄句。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

クマのプーさんWinnie-the-Po..釣り忍 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。