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新宿御苑の台湾閣 [絵]

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新宿御苑には、春夏の年に二度カルチャー教室の写生会で行く。春はたいてい桜の季節は過ぎて初夏になっていることが多い。
今年は5月2日、旧御涼亭、通称台湾閣を描いた。以前も描いたことがあるが、我々にとっては奇妙な清朝時代の建築様式なので、屋根の反りや白いつの、朱色の瓦などが手に負えなかった記憶がある。
この旧御涼亭は、昭和2年(1927)昭和天皇ご成婚のおりに、台湾在住邦人が寄付金を募りお祝いに献上したものという。玄関の丸窓に「於物魚躍」の文字がある。ー満ちて魚躍るーは天子を讃える意とか。

今年も緑の樹々に囲まれた台湾閣を描き切れず、あえなく敗退。背景は林なのに山みたいになってしまっている。
固有色にとらわれなくとも良いと教えられているが、どうしても圧倒的な緑を表現したい。
緑はブルー系の色に黄色を混ぜれば、自在に思うような緑が出来るとネットにあったので試して見たが、どうしてどうしてそう思う通りにことは運ばぬ。
一人で描いているところへ先生が見に来て下さったが、では、来週に、とおっしゃっただけであった。
家に帰って手を入れると、間違いなくダメになるのは経験上分かり切っているが、それを我慢出来ない。
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