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ドラクロワのパステル画 [絵]



フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ (Ferdinand Victor Eugène Delacroix、1798年 - 1863年 65歳で歿) はフランスの19世紀ロマン主義を代表する画家。代表作は、有名な「La Liberté guidant le peuple 民衆を導く自由の女神」(1830 油彩)など。

ドラクロアは1832年、34歳のときフランス政府の外交使節に随行する記録画家としてモロッコ、スペイン、アルジェを訪問したときに水彩画を盛んに描いた。「ユダヤの花嫁」 (1832 水彩)は、自分の好きな一枚である。

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ウジェーヌ・ドラクロワの水彩画
http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2013-08-11

パステル画は水彩より少ないが、晩年まで描いたように見える。

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「Female Nude Killed from Behind 」(パステルと赤、白のチョーク 紙 )
「Sketch for The Death of Sardanapalus 」(1827 パステル クレヨン チョーク)
この2枚は、ドラクロワの油彩画代表作の一つ「The Death of Sardanapalus 」(1827 油彩 ルーブル美術館)制作のためのスケッチ。本制作品(部分も含め)と比べてみると、スケッチの雰囲気がそのまま描かれているのがよく分かる。画家は、このパステルのスケッチでイメージを作ったのであろう。

「Portrait of a Turk in a Turban ターバンを被るトルコ人の肖像」(1826)背景の白、衣服の白が生きてパステル画らしい絵。タブローか。

「Study of Sky, Setting Sun 空の習作 夕陽」(1849)。
「Study of the Sky at Sunset 夕 空の習作 」(1849 )太陽は沈んでしまっている。「晩照」とでも題したいところ。

「The Porte d'Amont, Etretat」(1849)
「The Education of Achilles」(1862)画家64歳の時の作品。

「Bouquet of Flours 花束」(1849-50 水彩 グワッシュ パステル 紙 )これは以前、水彩画を見た時も取り上げた。基本的には花にパステル、背景に水彩、グヮッシュが使われているのだろうか。

ドラクロワにとってもパステルも水彩と同じように、油彩の本制作品のためのスケッチ、習作の位置付けなのであろうが、それだけでも独立して鑑賞に値する。それが、大家の証なのだろう。


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