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風景画のお稽古 [絵]


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先月末、水彩画1日講座に出かけた。10年間同じ先生に週1回通ったカルチャー教室をやめてから、はや半年が過ぎようとしている。
10年目にして初めて新しい先生に単発の講座で教えて頂き、今回が三人目。すこし慣れてきたので落ち着いて学べたような気がする。

本来絵などは人に教えて貰わなくとも独学で楽しめるものだが、水彩に限らず基礎的な技術は人に教えてもらったほうが効率的だ。特にリタイア後の楽しみとして始めるものにとっては、(老い)先も短いことを考えれば良い先生に巡り合えることは、得難い画友を得ることが出来るのと同じくらい幸せというものである。水彩は独特の技法だとどこかで加山又造氏が書いていたのを思い出す。

自分も始める時、もっと情報があれば、また、始めてからも途中でネットでもっと調べればと後悔したが、過ぎてしまったことは取り返すすべもない。これから始める人が同じ轍を踏まないようにと思うばかりである。
今や情報社会だが、こんな時こそネット情報を活用すべきであったとしみじみ思う。水彩画のブログ、FB、ユーチューブなどで自分の好みに合う絵を見るだけで十分である。その上でカルチャー教室を探せば良い。曜日、時間、場所がなかなかうまく合わないが、あとは根気だけ。

今回の先生も若いのでモニターなどを使い手際良く効果的だ。技術的なポイントもアマチュアの悩みを心得ていて的確である。画塾の主宰をなさって、日々生徒と接しているからこそであろう。
絵の具は水の量を少し多めにしたほうが、乾く時間が長いのでいろいろ出来る時間があるとか、最初の色を出来るだけ多く残すべしとか、いちいち腑に落ちることばかり。

最後に希望者だけと仰って添削してくれた。この添削を嫌う人もいるから、希望者とことわるところがポイントだ。自分も以前はこれは嫌いだった。しかし、今回お願いしてみた。自分で分かっていた点もあるが、そうでないところも何箇所かあってやはり勉強になった。
多分教える難しさは、共通事項とパーソナルなレベルとの兼ね合いだろうなと思う。まして一回きりの講座では、と余計な同情心も湧く。
またしても、今日も自分が最高齢者のよう。お昼をはさんで5時間はきつい。男性は3人だけだった。
それにしても女性は上手い。自分の3人くらい前の方は、先生から、もうこれは添削しないほうが良いと褒められていた。筆の擱き方が完璧なうえ、今回先生も教えていない独自の黄色が生きているとの評価。側にいた生徒たちから静かな拍手が起こった。

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