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柑橘類の話( 3 ) 頂いた柑橘類を堪能す [自然]

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頂いたみかん類は暮れから正月、2月にかけて美味しく頂いた。また水彩画の画材にしたりたっぷりと楽しませて貰った。

晩白柚(ばんぺいゆ)は、柑橘類のひとつで、柑橘類で最大の果実。ザボンの一品種である。名前は、晩(晩生)・白(果肉が白っぽい)・柚(中国語で丸い柑橘という意味)に由来する。熊本の八代の名産。
ザボンはブンタン(文旦)のことで標準和名がザボン(朱欒、香欒)。
ボンタンとも呼ばれる。ブンタンは自然交雑により色々な品種を生み出しており、グレープフルーツ・ナツミカン・ハッサクなどはブンタンの血を引いている。砂糖漬け、ぶんたん飴の原料でもある。むかし「長崎のザボン売り」という戦後歌謡曲があったのを覚えている。調べると昭和23年小畑実(平壌出身、本名カン・ヨンチョル)とあった。
1か月はもつというので、2月上旬に剥いて食べたら果肉も甘くて美味しかった。ぶ厚い皮と白い綿は、3度湯がいて24時間寝かせてアクを抜き、砂糖漬けにした。白い綿の部分もシロップ漬けにしてライムを搾ってかけ食べるとすこぶる結構なデザートになった。
あまりに量が多いので、家人が晩白柚の果肉と上記のアクを抜いた皮を入れマーマレードを作った。パンにつけて食べている。

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ダイダイ(橙、学名:Citrus aurantium)は、ミカン科ミカン属の常緑樹、およびその果実。別名、ビターオレンジ。熟しても落ちず枝に栄えるとして古来縁起物として重用された。酸っぱいので生食に向かない。我が家では絞ってサラダドレッシングにした。鍋物のポン酢代わりにも。柑橘類の中ではかなり大きいほう。皮はいわゆるダイダイ色ながら頂いたものには緑が混じり独特な色合いである。正月に大きなダイダイを飾って眺めるのは
まことに良い風情であった。

ナツミカン(夏蜜柑、学名:Citrus natsudaidai)は、別名:ナツカン(夏柑)、ナツダイダイ(夏橙)。
カワノナツダイダイ(川野夏橙)は、1935年(昭和10年)大分県津久見市の果樹園で川野豊によって選抜・育成された、ナツミカンの枝変わり種である。甘夏橙、甘夏蜜柑(甘夏みかん)、甘夏柑、甘夏などとも呼ばれる。

シラヌヒ(不知火)は、「清見」と「ポンカン」の交配により作られた品種である。 日本における2010年の収穫量は42,440 トンであり、熊本、愛媛、和歌山、広島、佐賀の5県で全国の生産量の8割を占める。
シラヌヒの流通果実が「デコポン」。熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標である。静岡では「フジポン」、愛媛では「ヒメポン」、広島は「キヨポン」、徳島は「ポンダリン」などと呼ばれ、ブランド競争のていをなす。
頂いたデコポンは甘く剥きやすいうえ、上品な香りがする。家人がこれは美味しい!と言う。

ポンカン(椪柑、凸柑)は果重(1個の重さ)は120–150 グラムで、完熟すれば橙色となり独特の芳香を有する。外皮はむきやすく、果肉を包む内皮は柔らかいので袋のまま食べられる。果梗部にデコが現われやすい。12–2月にかけて収穫される。ポンカン」と「ネーブルオレンジ」との自然交配種に「タンカン」がある。「デコポン」の親でもある。
デコポンとポンカンの皮は、捨てずにオレンジピールにしておやつに食べている。ロールケーキに入れても美味しそう。


パール柑はグレープフルーツの親戚にあたり、文旦から生まれた柑橘類。品種名は大橘。
皮が黄色く表面が滑らか、大玉が多いことが特徴。熊本 天草のブランド。熊本県では「パール柑」だが、鹿児島県では「サワーポメロ」という名称が使われている。
果肉は淡黄白色で柔らかく、味は果糖の上品な甘みと爽やかな酸味があるが、グレープフルーツのような強い酸味ではない。

ライム (Lime) は、柑橘類の一種。樹木としてはインドからミャンマー、マレーシア一帯の熱帯地域を原産とする低木。ライムの果実はレモンに似ているが、レモンと比べると乳頭と呼ばれる先端の突起が小さく若干小振りである。レモンよりやや小さいタヒチライム、ペルシアライム(Citrus latifolia)と、さらに果実が一回り小さいメキシカンライム、キーライム(Citrus aurantiifolia)と大きく分けて2種類ある。レモンにない独特の苦味があり、香りもより強いたされる。
ジン・ライムに代表されるカクテルに使われる。働いていた頃、いっときパーティーでは、ジン・トニックばかり手にした。たいていライムの輪切りがグラスのふちに乗っている。
また、ライムはキャベツのザワークラウトにも、良く使われるという。

レモン(檸檬、学名: Citrus limon)は、柑橘類のひとつであり、なかでも主に酸味や香りを楽しむ、いわゆる香酸柑橘類の代表選手。よく知られているので説明不要。
アメリカ、チリからの輸入品が多いが、ポストハーベスト問題のない人気の国産レモンは広島、愛媛県が生産量1,2位、熊本は4位である。

イヨカン(伊予柑)は、柑橘類でタンゴールの一種。日本で生産される柑橘類では、温州ミカンに次ぐ生産量の果物である。日本の在来種で、主に愛媛県で生産されている。
明治時代には、紅みかん、穴門みかん(あなとみかん)と呼ばれていた。「伊予柑」の名称は、昭和5年に伊予国にちなんでつけられたが、もとは山口県の穴門(あなと)の産。
ミカンとオレンジの交雑種とされるが、正確な起源は不明である。最近の研究ではミカンとブンタンの交雑種と考えられている。つまりタンジェロ。

スイートスプリング(Sweet Spring)は、1947年に静岡果樹試験場興津支場(現:農研機構果樹研究所)において、「上田温州」に「ハッサク」を交配し、育成・選抜されたタンゼロ類で、1982年に品種登録され、市場に出回るようになった。

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