この花何?番外編 朝顔 [自然]
妙正寺川遊歩道を散歩していると、川岸の柵に何やらビニールの袋が結えつけてあった。見ると中に紙袋が入っていて、「朝顔の種です どうぞご自由にお持ち下さい」とメモがついていた。
お言葉に甘えていただいて来て、二つのプランターに分けて蒔いた。芽を出し大きくなってやっと咲いたのが2枚の写真である。
一つは見事に成長して7月29日まず4つの花をつけ、多い時は14ヶも咲いたが、もう一方は対照的にいつまでたっても大きくならず、やっと一つ咲いたのは8月6日だった。
置かれた場所は、2メートルと離れていずそれほど生育条件に差はないと思われるのに、不思議なことだとずっと思っていたが、はたと気づいた。
小さい方のプランターには先客があってマリーゴールドが植えられていたのである。
ネットによればマリーゴールドは医療用と観賞用の二つの種類があり、医療用はカレンデュラ、観賞用はフレンチマリーゴールドと呼ばれているという。
曰く「根に線虫の防除効果があるのでコンパニオンプランツ(共生作物)として作物の間などに植えられることもある。
例えば、トマトにマリーゴールドやバジルを一緒に植えると、コナジラミなどの害虫を遠ざけ、トマトの生育を助けて味を良くする。」
相性が悪ければ、一緒に植えられた植物の成育を遅らせることもあるのではないか、と邪推したのである。他に原因が考えられず、格差があまりにも顕著なので可能性はかなり高いような気がする。
朝顔は毎年花店で3、4個の苗を買い求め育てて花を楽しんできたが、まぁあまり上手く咲いたことはない。
しかし、今年は朝顔事情少しばかりなれど例年とちょっと違った。
妻は、4月に南蔵院の花祭りで頂いてきた百日草(ジニア)とマリーゴールドの種を蒔いた。実生ながら見事に咲いたので、これを二人でひと夏楽しんだ。
いつも夏の花は少なく、プランターには主にニチニチソウ(日日草)を植えるのだが、今夏は一本も植えなかった。
ところで、今年の夏は6月から東京(練馬区)は37、8度が一週間ほど続いたのを皮切りに異常な暑さが続いている。すでに東京(都心)の猛暑日の数は新記録更新中だという。異常な暑さは東京だけでなく全国的だ。しかもヨーロッパもという。
記録的降雨による水害、熱中症患者増、新型コロナは感染者が爆発的に増えているさなか、何やら全国的に見て地震も増えていて穏やかでない。
自宅療養者増、医療逼迫、搬送困難が深刻なのに旧統一教会、国葬騒ぎなどで情けないが、これも遠因の一つならこれらも放っとけないという面妖。
台湾や北方がシリヤやアフガン、ウクライナより近くなって来たので5年計画で防衛力増強計画とはこれも面妖。
老人は、若い人が暮らしにくさと経済格差などでこれ以上、自暴自棄にならないことを祈ることしか出来ないのも面妖。
暑さはこれからまだまだ続きそうななか、もうそろ朝顔も花の数が減って来て、終わりに近づいて来ているが、心の優しいどなたかからの貰い種の朝顔を今暫く愛でつつ、暑さをうっちゃる他ない。
蕣や 今朝咲き初めの貰い種
面妖を しばし忘れん牽牛花
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