凌霄花のうぜんかずら [自然]
ノウゼンカズラ(凌霄花Campsis grandiflora)はノウゼンカズラ科の蔓性木本。夏から秋にかけ橙色かあるいは赤色の大きな美しい花をつけ、気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを伸ばす。
中国原産で平安時代には日本に渡来していたと考えられる。漢名が凌霄花(りょうしょうか)。凌霄(ノウゼン)は空を凌ぐ意とか蔓で高いところに花をつけるからか。
夏の季語になっている。
例句 塵とりに凌霄の花と塵少し 高野素十
夏の花は少ないので鮮やかな色がひときわ目立つ。漏斗状の花がよく道端に落ちていることがある。それで見上げるとこの花が咲いていることに気づくことがある。花期は意外と長い。
じぶんの中では、熱帯南洋の「ブーゲンビリア」や沖縄の「でぇいご」などと一緒になっている。理由不明。
眼の疲れ 凌霄の花 数増へり 杜 詩郎
悪茄子 [自然]
ワルナスビ(悪茄子、学名:Solanum carolinense)はナス科の多年草。 日本も含め世界的に帰化している外来種である。
英語でも「Apple of Sodom(ソドムのリンゴ)」、「Devil's tomato (悪魔のトマト)」などの悪名で呼ばれている。
実に毒、茎や葉に鋭いとげがあり繁殖、雑草力があるなどが理由らしい。命名者は牧野富太郎博士とか。
散歩道に沢山生えていて夏花をつける。名前によらず可憐な花である。なす、ジャガイモの花にそっくり。
茄子は夏の季語だが、むろん悪茄子という季語は無い。
わを折り込んだ駄句をひねった。
ワルという割に侘しげ悪茄子
ルリマツリとハリマツリ [自然]
ジムをやめたので、身体を動かすのはすっかり減ってしまった。起床時の軽いストレッチと妙正寺川のへりの散歩だけになってしまった。川縁の遊歩道は民家の庭にも面しているので庭の草木を眺めて歩くことになる。この花は何?と気になると携帯で検索するクセがついた。
実や花は知っていても、葉は知らない、葉を見たことがあるが花や実は知らないなど様々だからさぞ検索エンジンも大変だ。
この二つは一軒の家で見たものだが。偶然ハリマツリとルリマツリだった。瑠璃と玻璃。マツリはマツリカ(茉莉花)のことだろう。
①デュランタ
デュランタあるいはドゥランタは、クマツヅラ科デュランタ属の植物。通常「デュランタ」の名前で栽培されているのはデュランタ・エレクタで、和名はハリマツリ、タイワンレンギョウ。ハリは針でなく玻璃と勝手に決めたが根拠はない。
②瑠璃茉莉ルリマツリ(プルンバーゴ)
ルリマツリは、イソマツ科ルリマツリ属の植物。大きな空色の花弁を付ける、観賞用植物である。別名はアオマツリ。
花の名は、瑠璃色の花がジャスミンの仲間のマツリカ(茉莉花)に似ていることから付けられたという。
わけもなく「瑠璃も玻璃も磨けば光る」という俚諺を思い起こす。二つとも目立たないが、宝石のように美しい花だ。
実や花は知っていても、葉は知らない、葉を見たことがあるが花や実は知らないなど様々だからさぞ検索エンジンも大変だ。
この二つは一軒の家で見たものだが。偶然ハリマツリとルリマツリだった。瑠璃と玻璃。マツリはマツリカ(茉莉花)のことだろう。
①デュランタ
デュランタあるいはドゥランタは、クマツヅラ科デュランタ属の植物。通常「デュランタ」の名前で栽培されているのはデュランタ・エレクタで、和名はハリマツリ、タイワンレンギョウ。ハリは針でなく玻璃と勝手に決めたが根拠はない。
②瑠璃茉莉ルリマツリ(プルンバーゴ)
ルリマツリは、イソマツ科ルリマツリ属の植物。大きな空色の花弁を付ける、観賞用植物である。別名はアオマツリ。
花の名は、瑠璃色の花がジャスミンの仲間のマツリカ(茉莉花)に似ていることから付けられたという。
わけもなく「瑠璃も玻璃も磨けば光る」という俚諺を思い起こす。二つとも目立たないが、宝石のように美しい花だ。